ハイドロキノンは、メラニン合成酵素であるチロジナーゼ阻害剤で、シミの原因であるメラニン色素の合成を抑え、シミが濃くなったり増えることを予防します。
既にできてしまったシミを薄くする効果も期待できることから、肌の漂白剤と言われています。
市販品では、2%までの配合が厚生労働省により許可されています。2%以上の濃度は、医師の診察に基づいてのみ処方されます。
ハイドロキノンの塗布により、肌のひりつき、赤み、炎症を等の副作用が伴うことがあります。また、紫外線を浴びることでシミが濃くなる可能性がある為、UVケアを徹底する必要があります。
ハイドロキノンは非常に安定性が悪く、酸化すると刺激の強いベンゾキノンが作り出され、肌への刺激を強めます。
トレチノイン療法においては、トレチノインの併用使用されています。